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音楽ビジネスNEWS「YouTube、動画解析にAIチャットボット。YouTube Studio内で「Ask Studio」機能をテスト」

  • 7月15日
  • 読了時間: 8分

更新日:7月20日


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PLAUD AI

要点

  1. YouTubeが動画分析プラットフォーム「YouTubeスタジオ」内でチャットボット形式のAIアシスタントツール「アスクスタジオ」機能をテスト中である。

  2. 「アスクスタジオ」は動画の実績解説、改善点に関するアドバイス、コメント要約、統計データ解析、次の動画のアイデア出し(ブレインストーミング)を支援する。

  3. 一人で活動するインディペンデントアーティストや動画に注力するアーティストの活用拡大が期待される。

  4. WELCOMEMANは、Wixなどのウェブサイト制作ツールや他のプラットフォームでのAI導入と同様に、この動きは目新しくはないが自然な流れだと考察している。

  5. TikTokやInstagramでも同様に、クリエイターツールとしてAIがアドバイスする機能の導入が進むと予測される。

  6. GoogleのAI「Gemini」が持つ膨大なデータとYouTubeの連携は、自然な流れであり必然的である。

  7. WELCOMEMANは約15年前、Ustreamの時代から動画プラットフォームの革命を確信し、その進化を予見していた。

  8. 初期のYouTubeは、大手メディアのコンテンツとは異なり、猫の動画や家族の日常など、誰もが参加できる身近なコンテンツが中心だった。

  9. WELCOMEMANは、リリース前の楽曲を先行してカバーする「カバーアーティスト戦略」をSEO対策として活用し、成功を収めた。

  10. この先行カバー戦略により、1週間で数百万回再生されるバイラルヒットの事例が生まれた。

章とトピック

YouTube動画解析にAIチャットボット「アスクスタジオ」機能をテスト

YouTubeは、動画分析プラットフォーム「YouTubeスタジオ」内に、チャットボット形式のAIアシスタントツール「アスクスタジオ」を開発している。この機能は、YouTubeチャンネルのデータを解析し、動画の実績の解説や改善点に関するアドバイスを提供することに特化している。
  • 要点

    • YouTubeチャンネルのデータを解析し、動画の実績の解説や改善点に関するアドバイスを提供する。

    • 動画のコメントやフィードバックを要約する。

    • 動画およびチャンネルの統計データを解析する。

    • 次の動画のアイディアやアウトラインをブレインストリーミングする。

    • クリエイターやアーティストが自らデータを確認しなくても、AIボットに要点や改善点をまとめてもらえる可能性がある。

    • クリエイティブな動画制作の行き詰まりや、再生数・コメント数の伸び悩みで苦戦するユーザーにアイディアを提供する。

    • 一人でも見逃していたかもしれない重要な視聴者データを発見しやすくなる。

  • 説明

    WELCOMEMANは、この動きを目新しいものではないとしながらも、自然な流れだと分析している。例えば、ウェブサイト制作ツールWixでは既にAIが内部SEO改善やソーシャルメディアとの連携を支援しており、TikTokやInstagramも同様にクリエイターツールとしてAIがアドバイスするようになると予測している。また、ZapierのようなツールでYouTubeとChatGPTを連携させることで、YouTube解析やアドバイスの自動化も想像できると述べている。GoogleのAIであるGeminiが膨大なデータを活用してYouTubeと連携するのは当然の流れである。さらに、YouTubeは過去1年以上かけてAIを使ったコメント要約の多言語対応を段階的に導入しており、YouTubeスタジオ内にインスピレーションタブを新設し、AIツールを活用して動画の新しいアイデアやタイトル、サムネイルのブレインストーミングができるよう機能を強化してきた。講演者自身も約15年前にUstreamを始めた頃から、このようなプラットフォームの進化を予見していたと語っている。


YouTubeの初期の特性と成功戦略

初期のYouTubeは、大手メディアが提供する手の届かないコンテンツとは対照的に、猫の動画や家族の日常など、誰もが参加できる身近なコンテンツが人気を博すプラットフォームだった。この特性を分析し、成功戦略を立てることが重要だった。
  • 要点

    • 大手テレビ局がメディアを牛耳っていた時代、YouTubeは短すぎるコンテンツで面白くなかったが、身近なコンテンツが中心だった。

    • コーラとペプシの比較動画のように、日常にあるものを面白くするコンテンツがYouTubeは非常に得意だった。

    • 手の届かないコンテンツよりも、誰もができる近いコンテンツがバズるのがYouTubeの核であった。


カバーアーティストによるYouTube戦略

YouTubeで名曲をカバーする戦略。特に、公式ミュージックビデオ(MV)がリリースされる前に楽曲を先行してカバーすることで、SEO(検索エンジン最適化)効果を狙い、検索ボリュームで本家より上位に表示させる手法が有効だった。
  • 要点

    • リリース前の楽曲や、CMソングとしてのみ公開されている曲をリストアップし、先行してカバー動画をYouTubeに上げる。

    • これにより、ファンがMVを検索した際に、カバー動画が先に表示される現象が起きる。

    • 日常に触れるコンテンツであることと、ファンマーケティングを先読みしたSEO戦略を組み合わせることが重要である。

  • Examples

    あるアーティストと協力し、この戦略を実行した。当時はまだカバー動画という文化がなかったが、先行カバーを続けた結果、ある動画は1週間で300万回、400万回再生された。これは十何年前のYouTubeにおいては異常な数字だった。

    • 爆発的な再生回数により、多くのコメントやDMが殺到し、賛否両論ありながらも大きなバイラルを巻き起こした。

    • 当初はライブ活動をしていなかったが、人気が出たことでライブに人が集まる動線を確保できた。

    • この戦略で成功したアーティストは、現在では音楽分野ではなくビジネスの分野で活躍している(ブランディングの問題で当時のチャンネルは閉鎖されているため、動画は閲覧できない)。


現代のYouTubeコンテンツ戦略のポイント

現代のYouTubeではトレンドの移り変わりが非常に速く、いかに早く面白い企画を考えて大量にアウトプットできるかが重要になっている。流行は2、3ヶ月、速い時では1ヶ月や1週間で変わってしまう。
  • 要点

    • トレンドになりそうなキーワードや次のコンテンツをいち早く見つけ、大量にアウトプットすることが大事である。

    • 世の中が二次利用、三次利用したくなるような導線を先に作っておくと、芋づる式にコンテンツが拡散していく。

    • 企画力そのものが非常に重要になっている。


YouTube広告の注意点

広告を出せばリーチ数は増えるが、逆のアルゴリズムが発生するリスクがある。広告によって人気が出たというレッテルが貼られることや、ターゲット層と異なる視聴者が増えることで、エンゲージメントの低い(アクティブユーザーが限られる)ネガティブな結果につながることがある。
  • 要点

    • 広告を入れることが必ずしもベストな選択ではない。

    • コンテンツ自体の企画がしっかりしているか、マーケットが広いかどうかがより重要になる。

  • 特別な状況

    • 日本人向けの日本語コンテンツに世界中へ広告を配信した場合、どうなるか? → 日本語がわからない海外の視聴者が増え、リーチ数、いいね、チャンネル登録者数だけが増加し、コンテンツ自体のアクティブユーザーは限られてしまうというネガティブな結果になる。


音楽市場におけるYouTube戦略のアイデア

音楽市場は非常に競争の激しい「レッドオーシャン」であり、一つのヒットを狙うのは難しい。そのため、ニッチなトレンドを見つけ、新しい企画を実行する必要がある。カバー動画は現在では古い手法となっている。
  • 要点

    • 音楽というジャンルに特化すると、視聴者層が限られるため、その中でさらに絞ったトレンドキーワードを見つける必要がある。

    • HIKAKINのように、音楽(ビートボックス)を一つの武器としつつも、総合的なエンターテイナーとして幅広いジャンルのトレンディなことをやる戦略もある。HIKAKINのコンテンツは常に非常に幅広い。

  • Examples

    楽曲の制作模様や歌詞を書いているところを全てライブ配信で見せる。視聴者(ファン)からキーワードを募集して一緒に歌詞を作るなど、クリエイティブな部分を共有する。

    • ファンと一緒に作ったというストーリーが、リリース時の拡散力を高める。ファンも「自分が関わった作品」として広めたくなる。

    • さらに、売り上げの一部を制作に参加したファンに還元する仕組みがあれば(システム上は難しいが)、共に作り、共にシェアするという成功体験を生み出せる。これは5、6年前から考えていたアイデアだが、今でも有効だと考えている。

    • ファンクラブやオフ会のような形式だけでなく、バーベキュー会、釣り、畑仕事など、ファンと日常的な活動を共有することでコミュニティを形成するアイデアも有効である。

    アメリカ、インド、ブルガリアなど、世界中のクリエイターとオンラインでリアルタイムに集まり、一緒に曲を作る。PUBGや荒野行動のような感覚を音楽制作に応用する。

    • 言語や文化の違いを乗り越えながらクリエイティブを行う過程そのものがコンテンツになる。

    • 異なる文化圏の発想がどう音楽に結びつくかをリアルタイムで見せる。

    • 完成した楽曲は、関わったクリエイターの国のファン(例では4カ国)が聴くことになるため、自然とグローバルなプロモーションになり、グローバル楽曲が生まれる。


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