プロモーションを人に頼む前に、自分で用意しておきたい5つの材料
「プロモーションをどこかに頼めば、曲は広がる」。そう考えたくなる気持ちは分かります。ただ、プロモーションは手元にある材料を広げる仕事です。材料が足りないまま任せると、何を、誰に、どう伝えるのかが決まらず、時間も予算も散ってしまいます。今回は、外部に頼む前にアーティスト自身が整えておきたい5つの材料を、セルフマネージメントの視点でまとめます。
1. ひと言で言える「自分は何者か」
ジャンル、影響を受けた音楽、歌っているテーマ。初めて知る人に30秒で説明できる言葉を用意します。プロフィール文、SNSの自己紹介、メディア向けの資料はすべてこのひと言から作れます。ここがぶれていると、誰が手伝っても発信がばらばらになります。
2. 届けたい相手の具体像
「たくさんの人に」ではなく、年代、よく聴いている音楽、使っているSNS、住んでいる地域まで、届けたい相手を具体的に書き出します。相手が決まると、出す場所と時間、言葉づかいが決まります。
3. すぐ渡せる素材一式
音源、ジャケット、アーティスト写真、MVやライブ映像、歌詞。必要なときにすぐ渡せるよう、1つのフォルダにまとめておきます。縦型と横型の映像があると、SNSごとに作り直す手間が減ります。素材がそろっているだけで、手伝う側が動ける範囲は大きく変わります。
4. いまの数字
配信の再生数、SNSのフォロワーと反応、ライブの動員。今どこにいるのかが分かる数字を、定期的に記録しておきます。良い数字かどうかより、前と比べてどう動いたかが大事です。プロモーションの効果を測るときの基準にもなります。
5. 続けられる発信のリズム
週に何回、どのSNSで、何を出すのか。自分で無理なく続けられるペースを決めて、まず1か月回してみます。外部の力は、本人の発信が続いている土台の上で一番効きます。
任せる前に、自分で回してみる
5つすべてが完璧である必要はありません。自分で一度手を動かしてみると、どこが得意で、どこを人に頼むべきかが見えてきます。そのうえで相談すれば、頼む側も頼まれる側も、話が早く進みます。



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