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【音楽ビジネス研究所】プレイリストは6週間前に決まる|ピッチングと水金リリース|配信実務シリーズ #4

5 日前
読了時間: 3分

更新日:3 日前

音源が完成したからリリース日を決める。その順番だと、プレイリストの検討テーブルには乗りません。リリース日が先に決まって、そこから逆算してエントリーの締め切りが決まる。順序が逆なんです。

「音楽ビジネス研究所 配信実務シリーズ」の第4回を公開しました。僕が行った音楽配信実務の講義をもとに、アシスタントMCのウェル君とカムちゃんが解説してくれています。第4回のテーマは、ピッチングのリードタイムとリリース曜日、つまりスケジュールの逆算です。

配信することと営業することは別

ピッチングというのは、DSPの編集担当者に楽曲とアーティスト情報を提示して、公式プレイリストへの掲載を狙う営業行為です。配信代行サービスにエントリーしただけでは、この営業は発生しません。配信は済んでいるけれど誰にも知ってもらう働きかけはしていない、という状態になります。アーティスト資料や細かい情報が揃っていれば、担当者に直接資料を渡して掲載を働きかけられる。それがプレイリスト戦略の中身です。

グローバルは6週間前、国内は4週間前

担当者が検討のテーブルに乗せるための締め切りがあります。海外まで含めて狙うグローバルピッチングは6週間前、日本国内だけに絞るなら4週間前。なぜ時間がかかるかというと、国ごとに担当者が分かれているからです。遠くまで届けようとすると、終盤の努力ではなくリードタイムが必要になる。僕らは6週間以上いただくようにしています。

速さを取るか、営業を取るか

ピッチングをしない配信代行は、エントリーしたら終わりなので速くリリースできます。それは正当な選択肢です。急ぎならそちらという整理もできる。ただ、A&Rの立場から言えば、営業していない音源を出すのはアーティストのためになりません。ライブの日程なら2〜3か月前には決めるのに、音源はなぜ決めないのか。イベントで当然やっている前倒しの段取りを、音源でもやろうという話です。

リリース日は水曜と金曜

もうひとつ大事なのが曜日です。公式プレイリストには「Weekly」「Friday」「Wednesday」といった名前のものがあって、更新が水曜と金曜に集中しています。だからそのタイミングにリリースを合わせたほうが掲載されやすい。記念日や誕生日といった固有の事情があれば別ですが、基本は水曜・金曜に置く。もちろん掲載が決まるわけではなく、入りやすい状態を作るという話です。

この回で話していること

  • プレイリスト掲載を狙うピッチングとは何をしているのか

  • グローバルは6週間前、国内は4週間前というリードタイム

  • 配信代行だけでは営業が発生しないという話

  • 速さを取るか、営業を取るかの判断

  • リリース日を水曜・金曜に置く理由

このシリーズは、僕が行った43分の音楽配信実務の講義を、テーマごとに8本に分けて解説していくものです。配信登録・権利・ピッチング・売上・マーケティング資料まで、順を追って扱っていきます。

なお、公開されている情報と講義時点の内容に基づく解説です。制度や各サービスの仕様は変わることがあるので、実際に手を動かすときは最新の情報をご確認ください。

シリーズ第1回はこちら:https://www.welcomeman.net/post/music-business-lab-distribution-01

音楽ビジネスのご相談はこちら:https://www.brushmusic.com/businesssupport

参考にこちらもどうぞ:音楽ビジネス研究所「配信は登録して終わりじゃない|リリースに必要な4ステップ(配信実務 #1)」

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