【音楽ビジネス研究所】Spotify for Artists|A&Rが整えるアーティストページ|配信実務シリーズ #7
更新日:3 日前
好きなアーティストのページに出ている「2週間後にリリース」という予告。ミュージックビデオ。縦型でずっとループしている映像。あれは勝手に出ているわけではなく、誰かが設定しています。場所は Spotify for Artists。Spotifyがアーティスト専用に用意しているログインページで、僕はここは使いこなせないといけない場所だと考えています。
「音楽ビジネス研究所 配信実務シリーズ」の第7回を公開しました。僕が行った音楽配信実務の講義をもとに、アシスタントMCのウェル君とカムちゃんが解説してくれています。第7回は、アーティスト本人の管理画面を、A&Rの道具として扱う回です。
アーティストページの見え方は、ここで作られている
リリース予告のタイムスケジュール、ミュージックビデオの紐付け、縦型のループ映像、プロフィールの文章や画像。リスナーとして見慣れている表示の大半は、この管理画面での作業の結果です。そしてもうひとつ、楽曲の登録が終わったあとは、ここからプレイリストへのピッチングもできます。第4回で扱ったプレイリスト狙いの働きかけは、ディストリビューター経由のルートだけではないということです。
情報が薄いページと、整っているページの差
ローカルで活動しているアーティストのページを見ると、情報が入っていなくてよく分からない状態になっていることがあります。一方で、きちんと整えられているページもあります。この差は才能ではなく、作業をしたかどうかの差です。本人は忙しかったり、やり方が分からなかったりする。だからこそ、仕組みを知っている人が入って整える余地があります。
権限を渡せばA&Rが代わりに入れる
ここが実務上の核心です。アーティストが Spotify for Artists にログインしたうえで、A&R・プロデューサー・マネージャーといった役割を他の人に付与できます。配信登録をするという話になったら、まず本人にログインしてもらい、IDを共有してもらう。そうすれば自分がA&Rとして入って、情報を入力してあげられます。第6回のエントリー画面に「Spotify アーティストID」の欄があったのは、この連携のためです。なお同種のサービスは他社にもありますが、僕が先に触るべきだと考えているのはSpotifyです。アーティストとの距離を縮めることに力を入れていて、リリース戦略の事例まで発信されているからです。
この回で話していること
Spotify for Artists とは何をする場所なのか
リリース予告・MV・縦型ループ映像はどこで設定されているのか
楽曲登録後にこの画面からピッチングができるという話
アーティストが権限を渡せばA&Rが代わりに整えられるという段取り
Apple や Amazon より Spotify を優先する理由
このシリーズは、僕が行った43分の音楽配信実務の講義を、テーマごとに8本に分けて解説していくものです。配信登録・権利・ピッチング・売上・マーケティング資料まで、順を追って扱っていきます。最終回の第8回も続けて公開します。
シリーズ全体の地図にあたる第1回はこちらです:配信は登録して終わりじゃない|リリースに必要な4ステップ
なお、公開されている情報と講義時点の内容に基づく解説です。制度や各サービスの仕様は変わることがあるので、実際に手を動かすときは最新の情報をご確認ください。
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参考にこちらもどうぞ:音楽ビジネス研究所「配信は登録して終わりじゃない|リリースに必要な4ステップ(配信実務 #1)」
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