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日本人アーティストの海外挑戦への道!!JustinBieber「Peaches」で2022年のグラミー賞ノミネート楽曲を制作した「Avex USA」を調べてみた。




おはようございます!


今回は日本人アーティスト&クリエイターが海外で成功するためには!というテーマで進めていきたいと思います。


このブログ記事のきっかけになっているのが、僕が大阪支部長を務めさせてもらっており、音楽ビジネス最前線を常に追いかけ、知見を高めビジネス共有なども行なっている「ニューミドルマンコミュニティ」のオンラインイベントの為の情報収集でございます。


このブログのきっかけになっているのが、2月25日に行われる「MUSIC TECK RADER Vol.24」でございます。


こちらは日本人アーティスの海外挑戦を長きに渡りサポートしてきているSYNC NETWORK JAPANのプロデューサー水野氏をゲストをお迎えして、過去の事例や活動内容などを解説していただく内容となっております。


ということで、このブログをきっかけに上記のイベントにも是非ともご参加ください。


それでは本題に入っていきたいと思います。


このAvex USAに関しては情報は以前からあったのですが、今回在籍しているHarvというミュージシャン&プロデューサーが僕の大好きな楽曲「ジャスティンビーバー / Peaches feat. Daniel Caesar & Giveon」の制作&提供しているのが話題になり一気に日本で注目度が上がったというところで調べて行ってみたいと思います。

まず誰もが知っているJustinBieberですが、今年の第64回グラミー賞では主要3部門含む8部門にノミネートされております。

 

年間最優秀レコード: 「ピーチズ feat. ダニエル・シーザー&ギヴィオン」

(Record Of The Year: 「Peaches feat. Daniel Caesar & Giveon」)


年間最優秀アルバム: 『ジャスティス(トリプル・チャックス・デラックス)』

(Album Of The Year: 『Justice (Triple Chucks Deluxe)』)


年間最優秀楽曲: 「ピーチズ feat. ダニエル・シーザー&ギヴィオン」

(Song Of The Year: 「Peaches feat. Daniel Caesar & Giveon」)


最優秀ポップ・パフォーマンス(ソロ): 「エニワン」

(Best Pop Solo Performance: 「Anyone」)


最優秀ポップ・パフォーマンス(グループ): 「ロンリー」ジャスティン・ビーバー&ベニー・ブランコ

(Best Pop Duo/Group Performance: 「Lonely」 Justin Bieber & benny blanco)


最優秀ポップ・アルバム: 『ジャスティス(トリプル・チャックス・デラックス)』

(Best Pop Vocal Album: 『Justice (Triple Chucks Deluxe)』)


最優秀R&Bパフォーマンス: 「ピーチズ feat. ダニエル・シーザー&ギヴィオン」

(Best R&B Performance: 「Peaches feat. Daniel Caesar & Giveon」)


最優秀ミュージック・ビデオ: 「ピーチズ feat. ダニエル・シーザー&ギヴィオン」

(Best Music Video: 「Peaches feat. Daniel Caesar & Giveon」)


この8つのうち上の3タイトルが主要部門となっております。これだけでもどれぐらい世界的な評価されているかお分かりいただけると思います。

 

そんなHarv率いるAvex USA Inc.ですが、2018年に会社設立し、取締役社長である長田直己氏を筆頭にコンンテンツIP(Intellectual Properties=知的財産)の創出を目指して北米事業をスタートさせました。


主に、音楽出版「Avex USA Publishing」、次世代型レコード・レーベル「SELENE」、そして音楽スタートアップへの出資・支援プログラム「Future of Music Investment Fund」の3つの主要部門から成る。


また、米ロサンゼルスのウェスト・ハリウッドに新たに設けられた約600平方メートルの本社オフィス「Avex House」には、4つのレコーディング・スタジオとプロダクション施設が完備されている。


2018年以前には、Avex Insternational Inc.があり、ニューヨークを拠点として、日本・アメリカ・アジアの各地域の嗜好やニーズに合ったコンテンツを発掘・育成し、輸出入できる組織体制の構築を目指して事業を展開してまいりましたが、日本及びアジアとの相違点が多いアーティストビジネスにおける早期の収益化は困難と判断し、当社グループの経営の効率化を図るため解散しました。


この経緯から会社を改め、新天地で約4年の経緯の中からこのようなタイトルを獲ったのは日本の音楽事業社としては初の快挙となっております。


詳しい記事はこちらをご参照ください。



まず、Avex USA Publishingには、すでにBryan-Michael Cox(アッシャー、マライア・キャリー、メアリー・J.ブライジをプロデュース)、Patrick "J. Que" Smith(ブリトニー・スピアーズ、ビヨンセ、アリアナ・グランデ)などのスーパースター・ヒットメイカーが所属している。最近の例を挙げると、上記で紹介したジャスティン・ビーバーの「ピーチズfeat.ダニエル・シーザー&ギヴィオン」以外にも、カーディ・Bの「WAP feat.メーガン・ザ・スタリオン」、そしてアリアナの「ポジションズ」、「thank u, next」、「7 rings」などのヒット曲の権利を一部保有している。


続いて、次世代型レコード・レーベルSELENEは、Avex USAのLucas Thomashow(VP Strategy/Operations)が最高責任者となる。Brat TVで音楽レーベルの責任者、Googleではマーケティング戦略を担当していた彼は、新レーベルではまずは米国のアーティストと音楽に集中すると述べており、その第一弾としてZach Hood、DIRTYXAN、Sophie Holohanと契約した。同時に、「(レーベル所属)クリエイターたちにより良いサービスを提供するため、そして新たなファン層獲得へつながるユニークな機会を提供するため、日本とアジアの市場におけるエイベックスの強みを活用します」と彼は説明しており、将来的には日本のアーティストの全米進出も支援するという。


さらに、“世界の音楽スタートアップとのオープンイノベーションプロジェクト”の一環としてスタートしたFuture of Music Investment Fundは、長田社長とRyusuke (Ryan) Kamada(VP, Head of Finance / 元J.P.モルガン投資銀行部門)がトップを務める。新たなIPコンテンツ、音楽体験、収益モデルを作り出している音楽テックスタートアップへの出資・サポートを行い、ジャスティン・ビーバーやスクーター・ブラウンからも出資を受け現在大きな注目を浴びているヴァーチャル・コンサートの企画・開発会社WaveXR(ジョン・レジェンドやザ・ウィークエンドなどのコンサートの実績)や、ケンドリック・ラマーやビリーアイリッシュ等のツアービジュアル制作会社Strangeloop Studios考案のヴァーチャル・アーティスト・レーベルSpirit Bomb等に初期投資を行っている。


ライブの模様はこちら


このようなAvex USA Inc.の成功事例は日本の音楽企業にとって素晴らしい道標になることは間違い無いです。


88risingチームとコーライティグワークをしたりAVEX HOUSEにグラミー賞受賞アーティストが出入りしたりする事は、今後日本人がグローバルに活動するきっかけになる可能性は非常に高いと思います。*レーベルでは日本人の進出をサポートするとおっしゃってましたね!


日本から世界へアプローチするのではなく、日本の企業が本場アメリカに会社を作って、アメリカのビジネスモデルにフィットし、そして事業として成功していくことが今のスタイルだと感じました。


今後もこのような日本の音楽企業が世界中の国で拠点や本社を持ち、その音楽シーンに溶け込みながら日本人の作品が広く聞かれていくことが重要であり、またその機会を日本のクリエイター、アーティストはしっかり掴んでいきたいですね!


ご覧いただきありがとうございました!

NMMのオンラインイベントのご参加お待ちしております!


最後にHarvのSpotifyプレイリストをお楽しみください!


 

お知らせ!!


Podcast 「ウェルカムマンのROAD TO GRAMMY」


ウェルカムマンの第64回グラミー賞にノミネート&受賞するであろうアーティスト紹介していくポッドキャスト番組です!さらにオーストラリア人Joshとグラミー賞に関する音楽ニュースをピックアップし英語と文化を勉強する番組も抱き合わせで入っております〜。


Podcast「ウェルカムマンのMUSIC BUSINESS SESSION」


ウェルカムマンが最新の音楽ビジネスやエンターテックの記事を解説しているポッドキャスト番組です。さらに現在行ってる音楽事業全般の事業報告や提案や気づきなんかもあるので、是非ともビジネスマン、音楽事業者、アーティスト、ミュージシャンの方はご視聴くださいませ〜!




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